大麦は栄養価が高くスーパーフードとしても認知されてきていますが、近年注目を集めているのが「スーパー大麦」です。普通の押し麦やもち麦といった一般的な大麦と違い、スーパー大麦はどのような特徴があるのでしょうか?

スーパー大麦とは?その特徴について

スーパー大麦」は日本名で正式名称はバーリーマックスBARLEYMAX」と言います。このバーリーマックスはオーストラリアが国をあげ、10年の歳月を経て開発された「非遺伝子組み換え大麦」です。

オーストラリアでは、国民の肥満大腸がん患者の増加が社会的問題になっていました。一方で先住民が結腸ガンや直腸ガンのリスクが低い点に着目して、その原因究明を進めてきました。

そして大麦の外皮を取り除かずに加熱調理し、それを冷ましてから食することで、より多くの難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)が産生されている事をつきとめました。

この難消化性でんぷん腸内フローラ善玉菌の栄養源となり、酪酸などの短鎖脂肪酸を産生し、腸内のpH値を下げて腸内環境を改善することをがわかったのです。

近年、日本においても、大麦の栄養成分の中で、特に水溶性食物繊維が豊富に含まれていることから、コレステロールの低下作用に伴う生活習慣病の予防効果に注目されています。

スーパー大麦と普通の大麦(押麦やもち麦)との違い

スーパー大麦と大麦の違い

スーパー大麦は一般の大麦押麦など)に比べて栄養価が高く、押し麦よりも

2倍の水溶性食物繊維を含む

4倍のレジスタントスターチを含む

3種類の食物繊維が含まれている(押し麦は2種類)

といった特徴があります。3種類の食物繊維とは

  • フルクタン
  • βグルカン
  • レジスタントスターチ

ですが、これらの食物繊維は、大腸で消化される時間が異なるため、3段階で腸の中で活躍し、腸内環境の改善に役立つと考えられています。

大麦(押麦)にはβグルカンは豊富にふくまれていますが、フルクタンはほとんど含まれていません。

フルクタンの働き

らっきょなどにも多く含まれるフルクタン

  • 大腸の「手前で効果を発揮
  • 大腸でのミネラル(鉄・カルシウムなど)の吸収アップに貢献
  • ナトリウムの吸収抑制
  • 血糖値の上昇を抑える
  • コレステロール値の低下
  • 脂質の吸収を抑える・脂肪燃焼効果
  • 短鎖脂肪酸を発生し、やせ菌を増やす

など効果が期待できます。短鎖脂肪酸やせ菌のエサである食物繊維を食べて分解した時に発生し、脂肪細胞の脂肪を蓄える動きをブロックする働きや脂肪をつきにくくする効果があります。

やせ菌とは?腸の中に存在するやせを導く菌

このようにフルクタン健康ダイエット効果があるとして注目されている成分です。

βグルカンの働き

βグルカン」は日本や世界各国の公的機関が機能性の表示を認めている注目の成分です。

詳しくは「大麦が注目される理由!小麦との違いや期待される効果や効能~」をご覧ください。

  • 大腸の「中間で効果を発揮
  • 糖質の消化吸収を抑える、血糖値が上がりにくい
  • セカンドミール効果

といった特徴があります。

レジスタントスターチの働き

レジスタントスターチの詳細も「大麦が注目される理由!小麦との違いや期待される効果や効能~」をご覧ください。

レジスタントスターチ温かいご飯には含まれず、冷やしたご飯やおにぎりなどにも含まれています。

  • 大腸の一番で効果を発揮
  • 善玉菌・痩せ菌をパワーアップ、腸内環境改善に貢献
  • 善玉菌が増えると、結腸癌のリスクが軽減
  • インスリン抵抗性を安定させる
  • 血糖値の低下
  • 腸の機能の正常化
  • 満腹感が持続し腹持ちがいい

といった特徴があります。大腸の奥まで届く食物繊維は珍しく、「やせ菌をパワーアップさせて、腸内環境改善に貢献する」という特徴を持った食物繊維に似た働きをします。

  • フルクタンが大腸の手前
  • β‐グルカンが大腸の中間
  • レジスタントスターチが大腸の

このように腸の全体で作用してくれる食物繊維がすべて含まれていることが、スーパー大麦の特徴です。

これらの食物繊維が働くことにより腸内環境が改善して

  • 免疫力アップ
  • 便通改善
  • 肌荒れ防止(美肌)

などの効果が期待されています。「美肌効果もあるの?」と思うかもしれませんが、スーパー大麦1日12g以上、4週間食べた結果、「排便量が増加しただけでなく、肌荒れに関係するとされるフェノール類も減少した」という実験結果が出ています。

ニキビ吹き出物に悩んでいる人にもスーパー大麦はおすすめです。

スーパー大麦のダイエット方法

スーパー大麦3つの特徴である

  1. フルクタンがやせ菌を増やす
  2. β‐グルカンが糖質の吸収を抑える
  3. レジスタントスターチが満腹感を持続させる

これらの働きによりダイエット効果が期待されています。

ダイエット効果があるスーパー大麦の食べ方と摂取量は?

まずは「スーパー大麦のグラノーラ」を購入し、それを毎朝50g食べます。

 

スーパー大麦グラノーラ200g×5袋入り(楽天市場)

それ以外は普段の食事で大丈夫です。たったこれだけです。ただし暴飲暴食はきをつけましょう。最低でも2週間は続けてみてください。

テレビ番組はあるタレントさんがスーパー大麦グラノーラ2週間食べ続けた結果

  • 体重-2.5kg
  • ウエストも-6.3cm
  • 腸内のやせ菌が増えた

という結果がでました。そして腸内のやせ菌も増えたようです。若くて太っているタレントさんだったので、結果が出やすかったのかもしれません。

ただし個人差があって若い人ほどやせ菌も増えやすく、歳をとるほど効果に時間がかかるようなので2週間で効果が見られないという方はもう一週間続けてみましょう。

スーパー大麦の食べ方

スーパー大麦大麦と食べ方は一緒です。一般的には雑穀米として白米に混ぜて食べます。また、沸騰したお湯で、7分間程度茹でることで絶妙な食感となり、水を切って料理に使用するのもおすすめです。

スープの具や、サラダのトッピング、リゾットの具材として、また、ハンバーグのたねに混ぜて使用するのもおすすめです。

よりヘルシーになるのでぜひ一度お試しください。

まとめ

最近もち麦などの大麦が注目されてきていますが、その中でもスーパー大麦には押麦などの一般的な大麦と比べて

  • 2倍の水溶性食物繊維を含む
  • 4倍のレジスタントスターチを含む
  • 3種類の食物繊維が含まれている

といった特徴があります。特に水溶性食物繊維のフルクタン、β‐グルカン、レジスタントスターチを摂ることで多くの健康や美容、ダエイット効果が期待できます。

もちろんスーパー大麦よりも安く手に入る押麦などの大麦の栄養価も他の穀物と比べれば高いので、まずは一般的な大麦からというのでも構いません。

近年日本人は食物繊維の摂取量が不足している人が多いと言われています。食物繊維不足は健康や美容にも大きく影響しますので、スーパー大麦を食べてぜひ腸内環境を改善し、健康に美しくダエイットをしてみてはいかがでしょうか。